リフォームでは、住んだまま行う場合、「家具」や「不要品」をどうするか」という問題があります。あやふやなまま工事に入ってしまうと、工事の流れに支障をきたしたり、お客様自身が損をしてしまうこともありますので、ご注意いただきたいと思います。

工事場所にある家具を誰が移動するか、また、その中身は出しておくのか、いつ出すのか、どこへ置いておくのか、処分したい家具・不要品はどうするか、などいろいろと考えておくべきことがあります。

家具の移動は家族でできるのなら、工程表と照らし合わせながら、担当者とどのタイミングにどけておくか打ち合わせが必要です。また、工程上どの部屋に移動しておくかということも、確認しておいた方がよいでしょう。

家族では無理、どける場所がないという場合は、担当者に、そのことを伝え、費用はどのくらいか聞いてみてください。数が少なかったり、特に重い家具、大きな家具でなければ、職人さんだけでもできるかもしれませんが、それで疲れてしまって本業に差し障るのも困りますから、担当者さんに来てもらうなり、別のスタッフを入れるなりしてもらったほうがよいと思います。

(実は、私がリフォーム会社にいた頃に、職人さんに洗面所の家具を運ばせてしまい、工事が終わってから、お客様に「扉のちょうつがいが折れていた」と言われ、それを聞いた職人さんが「自分が疑われた」と、怒ってその会社に出入りしなくなってしまったことがあります。)

業者さんに家具や荷物の移動をしてもらう場合も、中身はどうするのか確認してください。(食器棚など、食器を全部取り除くのも大変ですが、
かといって割れてしまっても困ります。)

処分したい家具・不要品のある場合も、できれば見積もり前に担当者に伝えておいてください。「こちらで処分しますよ」と言われたけど、
見積もりでは運搬費+処分費になり、高くついた、ということもあります。

工事に入ってから「一緒に捨ててください」となると、業者さんも段取りがありますから、困ってしまいます。探せばもらってくれる人がいたり、
リサイクルショップに出すという手もあるので、いろいろと検討してみましょう。