見積書が出たら、業者さんにその場で説明してもらいます。

見積書の書き方にもよりますが、業者さんのほうでは、専門用語を普段から使っているので、それらの言葉で説明をしたり、見積書に記載したりします。

家とは一生のつきあいですから、お客様のほうも建築の用語を積極的に覚えるようなつもりで、どんどん、業者さんに質問をしていただきたいと思います。

わからない部分は、家の中のその部分を指さしてもらったり、手近な紙に図で描いて説明してもらうようにしましょう。

お客様は毎日その家で暮らされているので、よくわかっていることでも、初めて伺った担当者さんが、見落としていることもあります
「ここも工事にはいってますか」
「これは一緒に取り替えてもらえますか」などと、確認しておくほうが無難です。

業者側は、見積書を見慣れているので、お客様も各行に目を通してくださっているはず、と思いがちですが、お客様は、プロなので要望の漏れや間違いはないはず、と内容の確認が甘くなられる場合があります。
工事が終わってから、「見積もりには書かれていなかった」と判明しても困りますので、ご注意下さい。

壁クロスやフローリング材・床材などは、商品をm単位・㎡単位、またはケース単位で仕入れるので、数量で見積書に計上することが多いのですが、塗装などは、平米にもmにも統一しにくいため、部分的な塗装などは一式と表記されることも多いものです。

室内の塗装など、「木部」と、書かれているときなど、新しく枠材をとりつける部分だけなのか、ドアの表面(塗れる場合)や、窓わくなどはどうするのか、「どことどこを塗ってもらえるのか」を、はっきりと聞いておきましょう。

「ここも塗ってくれると思ってたのに」「そこは見積もりには入っていませんでした」では、お互いに困ってしまいます。

また、肝心なことですが、商品や材料の名称・品番・定価なども明記されているか、確認してください。
万が一違う商品が届いたときは、すぐわかりますし、工事の後日、補修する、他の部屋をリフォームする、といった時に、記録として残っていると、便利です。

また、養生の費用や家具の移動費用、不要品の処分費、フローリングを新しく貼る場合、ワックスがけはしてもらえるか、賃貸に出すためのリフォームの場合など、「洗い(室内のクリーニング)」はしてもらえるか、などもチェックが必要です。

さらに、工事による水漏れや事故・損害について、どのように保証対応してもらえるかも確認しておいてください。