リフォームを行う業者さんの種類・特徴を知っておく

→一例ですが、ざっとあげると下のような種類があります。

工務店
設計・デザイン事務所
ハウスメーカー(リフォーム部門・アフターサービス部門)
リフォーム専門店(メーカー系列・非系列)
設備会社系ショップ(ガスショップ・水道工事店他)
不動産会社
DIYショップ・ホームセンター
デパート・家具店・家電店のリフォーム受付窓口ほか

それぞれの、特徴といえば、業者さんにもより、ここでは詳しくはふれませんが、やはり、「本業がなにか」が特徴をとらえる上で、大きな
ヒントになります。

別ページでふれましたように、あくまで、工事をするのは、職人さんたち個人です。
大工さんが経営する工務店、専門職の業者さん(○○塗装店、や○○左官、○○内装のような)以外は、自社社員として職人さんがいることは、ほとんどありません。
各業者が、職人さんを手配する、ということになりますが、規模が大きな会社さんほど、一般に、職人さん一個人とは、つきあいがないものです。

そうなると、その業者さんのプランや提案力、段取りの技量で工事の仕上がりが大きく変わってきます。
リフォームした知人・友人にきいてみる

→リフォーム後を見せてもらったり、工事中や工事後の感想を聞いてみるとよいと思います。また、「こうしておけば良かった」など、参考になる話を積極的に教えてもらいましょう。
   
ただし、リフォームにも、人と人との相性があり、そうそう何度もする経験でもありませんので、もし紹介してもらったとして、必ずしも、自分にとっても「良い業者」だとは限らないということを、あらかじめ考えておかれた方がよいと思います。
電話で問い合わせ、相談、店を訪問をしてみる。

→応対の感じ良さ、相談・質問への受け答えなどでだいたいの雰囲気もつかめます。

「おたくの大工さんは何歳くらい?」とか「職人さんは近くの人?」などと聞いてみるのもいかがでしょうか。
いつもつきあいのある職人さんがいれば、即答されるはずですが、孫請・ひ孫請けのような状態だと、どんな職人さんが来るのか業者さん自身がわかっていない場合もあります。
時間通りに「下見」に来てくれたか。

→工事では「ルーズな担当者」の現場は「ルーズ」になってしまいます。
    時間を守るという最低限のビジネスマナーはどうか、はチェック要です。
下見の時に大人数で来ないか。

→3人も4人も来るというのは、プランをする担当者が経験不足で専門職の人間を連れてきているのかもしれませんし、仲介役の(現場がわからない)業者が多いのかもしれません。

ちなみに、この時に、細かくメジャーをあてて寸法を測ったり、図面やメモを描いたりしているのが、実際に設計施工に携わっている人だと思われます。この時に、一切メモをとらない、同行者に指示だけしているような方は、いわゆる丸投げの業者さんだったり、ブローカーさんだったりする可能性があります。

もちろん、構造的な問題、特殊なプラン・規模で、専門職がそれぞれに下見をしておくということは大切なことなので、混同してはいけませんが。
下見に来た時の担当者との打ち合わせで判断する

→きちんと、採寸しているか、すみずみまで確認しているか、積極的に要望を聞いてくれるか、その場でなにか提案があるか、写真・記録・メモをこまめにとっているか…などがポイントです。

また、⑤であげたように、数人で来た場合は、お客様と直接話をする担当者が下見を人任せにしていないか、打ち合わせに加わっているかも、(さりげなく)見ておきましょう。
見積もり書の説明のしかたを見る

→ていねいに説明してくれるか、質問にはっきりと答えてくれるか、契約をせまったり、時期をせかしたり、あまりにも「安さ」ばかりをアピールしないか、に注意してみてください。
工事することが決まったら、工程表を出してくれるか

→2~3日の工事なら、なくても口答で済みますが、1週間前後からそれ以上かかる場合は、工程表をだしてもらいましょう。
洗濯がしにくい日とか、工事の音の特に大きい日などの参考になります。
訪問販売してくるリフォーム業者で、いきなり点検や作業を迫る業者は、基本的に頼まない

→リフォームの悪徳業者の存在がテレビや新聞で目立ちますが、それでも、まだだまされてしまうケースがあり、十二分の警戒が必要です。なるべく、はじめから相手にしないことです。また、近隣の工事あいさつ、と声をかけつつ、点検や見積もりを申し出てくる業者もあります。
  
(私たちがリフォームの工事中にも、「おたくの排水管が道路で分岐しているところを点検します」などと訪問してくる業者がいて、お客様と一緒にびっくりしたことがあります)